団体概要

活動内容

文部科学省の中央教育審議会は、こうした背景を「心や体を鍛える負荷のない“無重力状態”」と表現し、子どもたちが全力を出す“スイッチ”を押す機会を失っていると警鐘を鳴らしています【※2】。

体験活動は、そうした環境の中で、子どもたちが自分の力を信じ、他者と関わりながら“生きる力”を育むための貴重なきっかけになります。

たとえば以下のような体験──

  • 自ら体を動かして挑戦する
  • 仲間と協力して何かを成し遂げる
  • 思い通りにいかない状況に向き合い、自分で考え、動く
  • できた・伝わった・楽しかったという実感を得る

これらはすべて、机上では得がたい学びです。

文部科学省の報告では、体験活動によって以下のような力が育まれると示されています【※3】【※4】:

  • 自立心・主体性
  • 協調性・責任感
  • 創造力・変化への対応力
  • 他者と協働する力
  • コミュニケーション能力・チャレンジ精神 など

また、「子どもの成長を支える20の体験」と「体験を通じて育成したい12の資質・能力」も提言されており、幼少期から青年期にかけて、意識的・計画的に多様な体験を重ねることが求められています【※5】。

やがて火が小さくなり、語りの時間へ。
木がはぜる音、煙の香り、虫の鳴き声──。
さっきまでの高揚がまだ体に残る中で、自然の音に包まれながら、素直な気持ちを言葉にする時間が流れます。

まず場所の問題
火を起こし、大きな声で活動できる場所は限られており、都市部や住宅地ではとくに難しいのが現状です。

次に担い手の問題
感染症流行の影響もあり、キャンプファイヤーを企画・運営する経験を持つ人が減り、その技術や知識の継承も進んでいません。
実際に、キャンプは実施しているものの「ファイヤーだけはできていない」という声を、私たちは何度も耳にしてきました。

私たちは、この体験を“はじめの一歩”として、多くの子どもたちにとっての自分らしさの原点を育む場にしていきたいと考えています。

団体名NPO法人キャンプファイヤー屋
設立2025年 3月 10日
代表髙久 洵一
所在地千葉県木更津市清見台南2-15-6